お金ないときの借金は悪手。現役FPが解説する借金のやり方

お金に困ったとき、借金するのはNG。お金が欲しいときに手っ取り早いけど、後々のことを考えるとダメです。借金がNGな理由を解説

お金の不安については支出をしっかり把握しておけば、乗り切ることができる

2024年10月22日 17時47分

お金の不安について誰もが悩むはずです。

それは将来的な不安かもしれませんが、常にお金がない不安について考えてみると、多くの場合「自己中心的」な行動による問題が挙げられます。

何とかその場しのぎでも生活できているなら、まだ改善の余地が残されています。

問題は「常にお金がない不安について」です。

ここでは共通する特徴的な行動パターンについてご紹介します。

自分の行動に照らし合わせてみてください。

無駄遣いばかり


お金の不安について考えるのは、常にお金がないからでしょう。

それは、浪費癖のある考え方や行動に当てはまります。

出費には「生活に必要な出費」と「生活には困らない出費」があります。

このうちお金の不安を感じる状況は「生活に必要な出費」にまで手を付けてしまう状況です。

この場合、すでに生活には困らない出費にも手を付けていることがうかがい知れます。

あまりにも出費が多いと給料日から日が経っていないのに、すぐにお金がなくなってしまいます。

収入の割にギャンブルにのめり込んだり、高級な食事を毎日したり、服や装飾品にお金を費やしているならお金の不安は増すばかりです。

支出を把握できていない


収入の割に支出が多ければお金はなくなり、お金の不安は尽きません。

この場合には、支出について把握できていないことが原因です。

支払う金額を気にせずに、大盤振る舞いに行動していると、あっという間に収入より支出が上回ってしまいます。

「給料日までまだまだあるのに」というパターンに追い込まれてしまい、お金の不安だけが残るカタチです。

計画性がない


先に説明した2つの行動パターンは、欲しい物はすぐに購入してしまったり、必要ではない物だけどあれば使うだろうと購入したり、後先考えずにお金を使っています。

これでは、お金は貯まりません。

このパターンに陥る方は、クレジットカードを使いすぎる傾向にあり、利用額も最低額に設定されていますから、クレジットカードを使いたいけれど限度額に達して使えません。

計画性がないイコール、返済計画も立てられず、借り入れることも難しくなりお金の不安が尽きないことになります。

お金の不安を抱えるパターンは、収入より支出を把握できていないだけです。

計画できないため、無駄遣いをしている方が多い傾向にあります。

出費を抑える、たったそれだけでも改善の余地があるでしょう。